なかなか取りかかれない実家のお片付け。みなさんはどうすればいいの?と感じている方も多いのではないでしょうか??現在、コロナ渦の中、地元に帰省できない、仕事が忙しくて両親と直接会う機会が
少ないという方もいらっしゃると思います。
私自身は2年前に地元の実家の家の近くに引っ越したので、徒歩15分くらいの場所に住んでいるため比較的実家に行きやすい環境ではありますが、だからといって実家を片づけるというとなると話は別でした。
やはり両親の居住スペースのため、あれこれ言うこともはばかれたり、親が高いところの食器を取る姿を見つつ、「大丈夫かな~」と気になりつつも、何もしていなかったのが現状です。
私の実家の片づけ方法は、あくまで”捨てない”が鉄則
たくさん詰め込まれた押し入れやタンスの洋服を見て、「これは最後、わたしが片づけるのか・・・・」と心の中でちょっと嫌だなと感じていても見て見ぬふりをしていました。
両親も、「自分たちが死んだらお金を残すから片付けてね~」なんて冗談なのか本気なのかもわからないことをよく話していましたが、そんな時はよく「お金はいらないから生きている間に片づけてよ!!」と話していました。それでも両親は一向に片づける気配はありません。
読者さんの中にも、
- 両親が死んだ後ではだめなのか?
- けんか中や遠方でできない、
- 実家の物が多すぎて何からはじめたらいいのかわからない
などなど悩みを抱えつつ、見て見ぬふりをしている方も多いのではないでしょうか?
ぜひ、今回は、わたしの実家のお片付けの体験談を読んでいただき、今後の参考にしていただければ幸いです。体験談を読んでいただき、
- 事前の準備は早くていい
- 親子の関係が軽くなる
- 両親の気持ちを感じられる
- 自分も同じくいつ死ぬかわからない
と知っていただけると思います!ぜひ最後までよろしくお願いします!
生前整理が必要な時は今。いつからでもはじめよう!
とにかくお伝えしたいのは、「いつか亡くなると、確実にわかっていても、つい先延ばしにしてしまいがちだが、今からでも、いつもで生前整理は必要」ということです。
とにかくあの世にお引越しをするくらいの軽いイメージを持って、気軽に行っていただきたいです。とにかく早く始めるのがおすすめです。というのも、両親と自分は確実に年を取っており、その1年2年の先送りが大きな致命傷を負いかねないのです。
ちょっとしたところで足をつまずいた結果、骨折につながり、寝たきり状態になった⇒結果、認知症になったという話は私自身もよく聞く話でした。
このように、いきなり施設に入る、寝たきりになるというより、徐々に弱ってきて、足元の物をよけられず、こけたというところから始まるようです。
まさか自分の親に限って・・・・と思っていらっしゃる方がいれば一度、ご両親に聞いてみてください!実際は足が痛い、腰が痛い、疲れやすいとおっしゃる親御さんも多いと思いますよ。
そのためにはまず、具体的に
- 基本、高いところには物を置かない(地震対策にもなる)
- 足元に物を置かない
- かがむ行為や中腰になる行為をさけるようなものを選ぶ(お風呂のブラシは柄の長い物を使って腰の負担を減らす、洗濯かごは背の高いものを使って、玄関口に靴を履きやすい椅子を設けるなど体の負担を減らすなど)
- 通るスペースには物を掛けない
- 高いところの電球を変える頻度を減らすためにも、電灯はLEDにする
- 玄関にマスクのストック置き場をつくる(コロナで生活様式が変わった)
- 押入れの上段に布団を置きがちだが、上げ下げが大変なので、せめて下段にするかベットを取り入れる。押入れの上段には、収納ケースを配置して立って開け閉めできるようにする(実家では上に布団、下に収納ケースになっていた。)
などの対策ができます!
では次に実際の体験談をお伝えしましょう!!
わたしが行った実家のお片付け実録メモ
1/22 実家の終活お片付けを実施しました。
まずは玄関から
下駄箱
①14足⇒8足捨てて、6足に
②9足⇒4足捨てて、5足に
③通常の下駄箱3足捨て
傘コーナー
折りたたみ傘1本、その他ブーツキーパー折りたたみ傘の袋、
小さなほうきとちりとりセット
など不要な物を捨てました。
20Lごみ袋を3個
45Lごみ袋を1個
自分の靴や物が20L1袋分ありました!
完全に忘れていたものばかりで驚きました!
引き続き、徐々に進めます。
1/30 わたしも引き続き、実家のお片付けを実施しました!
本日は、部屋の真ん中にあるクローゼットです。
主に、両親スーツやコート類と日用品のストック、電球、掃除機などが入っています。
処分したのは
ズボンプレッサー
額ぶち2つ、板1枚
不用品類45Lを4袋でした。
自分のモノとして、上下のスーツ、コート2枚、ワンピース、高校生の時に描いた油絵や幼稚園の卒業アルバムなどもありました!!
今後、自宅で使えそうで持ち帰ったものはゴミ箱1袋分です。
・電球をストックしてありましたがほとんどLEDに変えているため、電球類はほとんどいらなくなっていたり、
・保存食の賞味期限が切れているもの
・タウンページが2018年からそのまま袋に入っておいてあったり
・いらない麦わら帽子や大量のビニール袋が押し込まれていました。。。。(;^_^A
玄関にマスク置き場をつくって移動したり、ストック品の残量がわかりやすくなりました。
(マスクがあまりないことも気づけました)
ストックも持ちすぎると忘れてしまうのと、詰め込まれて奥の方が見えなかったりと
定量を保つことが大切だと感じました。
大きなスーツケースが2つあり、当分海外旅行には行けないし、
かなり場所をとっているため今後はレンタルもありかと感じました。
※スーツケースの中に収納していたこともあるようですが、中身を忘れやすいため今は空にしてあるようです!!
2/8 洗面所と台所でゴミ袋は合計で6~7袋になりました
(途中ゴミ袋がなくなり、袋のカウントがあいまいになってしましました)
主に出たのは
食器類が多く、
あとは使い勝手の悪い調理機や
タッパーがたくさんありました。
消耗品は思ったよりなくてあまりため込んでいなかったので安心しました。
具体的には
作り付けの食器棚に大きな重い、来客用の大皿がたくさんあって
もう、ほとんど使わない&取るのに危ないので
撤去し、3枚ほど残して捨ててもらいました。
洗面所は試供品の子袋に入ったシャンプーや
ホテルでもらって帰ってきたアメニティグッズなど
もう、何十年も使わずにおいてあり、捨てました。
全体的に
・いつか使うから
・とりあえず
で置いてあるものがあって、置くスペースがあると
どんどん増えていったようです。
今後は、食器類も割れると危ないし軽くて丈夫なものを選んでほしいと思いました。
そして、気に入ったものは飾るスペースを作ってそこに並べました。
ただ、捨てるのではなく、大事なものに厳選してもらうのも大事だと感じました。
2/12 残りの和室の押入れ、天窓、キッチンの棚、リビングに置いてあるサイドボードのしたの引き出しなどをお片付けしました!
天窓に押し込められていた母親が作った趣味の物、古いカーペット、座布団、を処分し、クリスマスの飾りが大量にあったので、厳選して一か所にまとめました。
お布団も、今後帰省する機会が減りそうなので、1枚わが家用に引き取ってきました。
キッチンの棚に関しては高い場所にある戸棚はほぼカラにして、机に上って出し入れしていましたがそれを取りやすい場所に移動しました。
サイドボードについては、けがをしたときの絆創膏や防災用の三角巾、包帯などがしこたま詰め込まれており、ある程度残して古いものは処分しました。明らかに使わないとわかっている花瓶や飾らなくなった置物も処分し、好きな物、使いやすい物だけ残しました。
母の趣味であったお茶の道具はそのまま残してあります。作り付けの収納以外に棚や引き出しがあると細々としたものを詰め込み、ため込みがちになっている状況でした。実際に使うか?といえば、ほとんど使わず、ただ引き出しに入っているだけの状態で中身も把握されていないのが現状です。
以上です。
では次に、全体を通して感じた印象をお伝えしますね~
半月かけて行った実家のお片付け談の感想
半月をかけて実家のお片付けを始めました。まず、一番驚いたのが、自分の置き忘れていた物がたくさんあったことです!!
ぶっちゃけ、全て自宅に持ち帰ったと思っていた自分が恥ずかしいくらい、忘れてそのままにしてあったものがたくさんありました。それをせっせと持ち帰ったり、処分したりと、実際45Lのごみ袋で5.6個はありました。
他にも親が捨てられず幼稚園の時の卒園アルバムや作品も眠ったままになっていて、ちょうど娘が年少さんなので、おもしろがった見ていましたが、とても懐かしかったです。
他にも、嫌な思い出があるのに、高価だから・・・まだあまり着ていないから・・・と取っておいた洋服も全て処分しました!!
その一方で、現在、使えるものも出てきました!両親がとっておいた過去に私が遊んでいたおもちゃなど、娘に渡せたので喜んでもらえたので和みましたよ。
他にも、やってよかったと感じたのことは、高いところの物を撤去し、説明することで私が二人の体を気遣っている気持ちを伝えられました。
「膝や腰が痛いの大丈夫?」よりも、「痛いから高いところには登らないように、取りやすい位置に変えるね」の方が、よっぽど具体的なサポートになるとわかりました。
実家のお片付けは「今やってもいい、いつやってもいい、毎日やってもいい?!」と感じます。実家だからこそ、お片付けを通してお互いの家族への愛情を交換できる機会になりました。
では最後にまとめます!
まとめ
実家のお片付けは具体的にできる親孝行。一緒に暮らしをみつめようについてのまとめ
- 生前整理が必要な時は今。いつからでもはじめよう!
- 基本、高いところには物を置かない(地震対策にもなる)
- 足元に物を置かない
- かがむ行為や中腰になる行為をさけるようなものを選ぶ(お風呂のブラシは柄の長い物を使って腰の負担を減らす、洗濯かごは背の高いものを使って、玄関口に靴を履きやすい椅子を設けるなど体の負担を減らすなど)
- 通るスペースには物を掛けない
- 高いところの電球を変える頻度を減らすためにも、電灯はLEDにする
- 玄関にマスクのストック置き場をつくる(コロナで生活様式が変わった)
- 押入れの上段に布団を置きがちだが、上げ下げが大変なので、せめて下段にするかベットを取り入れる。押入れの上段には、収納ケースを配置して立って開け閉めできるようにする(実家では上に布団、下に収納ケースになっていた。)
- 自分の置き忘れていた物がたくさんあるので、両親の生活の邪魔にならないように早く撤去する
- 「膝や腰が痛いの大丈夫?」よりも、「痛いから高いところには登らないように、取りやすい位置に変えるね」の方が、よっぽど具体的なサポートになる
初めからスムーズにお片付けができるご家庭ばかりではないと思いますが、まずは自分の物をお片付けする気持ちで、取り組んでみてください。
そうすることで、きっかけづくりになりご両親との会話も出てきて日頃の暮らしをお互いが見つめるきっかけになります。
必ず人間は死にますので、今一度そのことに危機感を持って現在の暮らしをよりよいものへ変えていくきっかけになればと思います!
長文でしたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました!!
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