いつくるかわからない地震や災害のために、日々防災の意識をもって生活したいですよね。今回は防災食のためかつ、日々の食材のストック選びをかねた回転備蓄についての「ミニマリスト流の防災食」についてご紹介します!
この記事を読むと
- 防災食の心得がわかる
- 回転備蓄のための方法を知れる
- 余計な防災食をストックしなくてすむ
- ミニマムな備蓄を備えて、防災食をかねる
- 子供が小さくても大丈夫
- 楽しく防災食について知れる
お手伝いができます!
わたしは防災を想定したイベントに2回参加し、家族の協力のもと防災について考えました。防災食も買って置いてあるだけだったので、実際に食べてみると、美味しい、まずいということがわかりました。子供は食べ慣れていないとまったく口に入れてくれなかったので、日々の食事と同じような内容にすることが大切だと感じます。
そして災害中はコロナの時も同じですが食事が一番の楽しみになります。少しでも美味しいものが食べれたりすると場も和むので、防災食をもっと深めつつ日常の食事作りにも取り入れたいです。
では、ミニマリストの防災食について、さっそくご紹介しましょう!!
防災食は回転備蓄に加えて、①ゴミがでないこと②油分が少ない食品を選ぼう!
ミニマリストの防災食を考えて時に気になるのがゴミのことです。ただでさえ、トイレのシートやペットボトル飲料を飲むのでゴミが増えます。食事についても同じで、ゴミが出にくいものをストックするのがおすすめです!
加えて、その食品に油分が少ない方が洗う手間や捨てる手間が減るのでその点も考慮してみてください。
たとえば、ミートソースやカレーは、油分が多くて食べこぼした時に汚れが落ちにくいです。そのため貴重な水を余計に使ってしまう状況になるので注意しましょう。お皿にラップをつけて水を使わないようにもできますが、ベトベトにならない食品に越したことはありません。こういったちょっとしたことがストレスになりますので、なるべくゴミが出ないこと、油分が多く何かの時に水をたくさん使わない食品を選ぶことをおすすめします!
その他にも魚の缶詰は魚によって油分が多い物があります。いわしやサンマ、サバ缶は油分が多く液だれする可能性が高いです。空き缶を再利用してみようと考えましたが、洗う手間が大変でした。何日もゴミとして置いておかなくてはいけないこともあります。なので、油分が多い魚の缶詰は注意して選んでくださいね!
で次に、日常で使う物を多用することで、日々のストックと防災食を兼ねるお話をお伝えします。
③乾物を多用。防災食と日々のストックを兼ねればミニマムに揃う
ミニマリストの防災食として一番頼りになるのが、乾物です。日常で乾物など長期保存ができるものを使って料理して、災害時に備えることで緊急時に慌てないためにも大切です。緊張が続く災害時では気持ちの安定は大事なことだと感じました。
その乾物をそろえる時のポイントは、「まごは(わ)やさしい」を意識してみてください。
『まごはやさしい』の食材と、その特長・効果は?
- ま 豆類 豆腐・大豆・納豆など。➡乾燥大豆、きな粉、おからパウダーをストック
- ご ごま たんぱく質・食物繊維・カルシウム・ミネラルなど栄養豊富。➡ごまやナッツ類をストック
- は(わ) わかめなど海藻類 たんぱく質・ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富。➡昆布、乾燥わかめ、とろろ昆布などをストック
- や 野菜 ビタミン・ミネラルが豊富➡千切りした干し野菜(大根切干、にんじん、ゴボウの干し野菜)をストック
- さ 魚 ➡いりこ、かつお節をストック
- し しいたけなどきのこ類 ➡乾燥した干ししいたけなどをストック
- い いも類➡干しいも。いも類は葉物に比べて保存がしやすいので多めにストックする
もともと、わが家のご飯は「まごは(わ)やさしい」の考え方を取り入れています。これらの食材を乾物で揃えれるものは取り入れてみるのです。
これを日常と防災食を兼ねて食べれば、健康的な食生活になりますし、防災食にも対応できます。干し野菜のほとんどが水につければ食べることが可能です。
こんぶもそのまま食べたりおやつにもできますし、腹もちがいいです。きな粉はおやつ作りでも活躍します。しかし、乾燥大豆は火を通さなくてはいけないので、ガスコンロで煮ることが必要ですが、一晩水に浸せば10分蒸しただけで食べれますし、ボリューム感もでますよ。
先ほどもお伝えしましたが、子供が食べなれないとまったく受け付けてくれませんでした。そのため日頃から食べなれているものを使い、栄養バランスも考えると昔からある「乾物」が一番取り入れやすいと発見しました。
しかしこれも実際に試してみることが大切です。わが家では水につけて甘酢で味付けした大根切干は、娘が大根の辛みが苦手で食べられなかったので、防災食として難しいとわかりました。
そのため、これらの乾物を一度試しに買ってみて、日々の料理に取り入れることです。気に入った食材があればそれらを多めにストックしておけば、回転備蓄にもなります。
①お気に入りの乾物をいろいろ試してみる
②きのこ類以外ならば、水だけで食べられる
③多めにストックして日々の食材のストックとして利用
④かつ、防災用に回転備蓄する
こうすることで、
- 防災食をあえて用意する必要がない
- 家族も食べなれた味で食べてくれる
- 乾物は家計にも優しい
- 買いに行く手間が減る
- 食材は干すことで栄養価も上がる、
ことが期待できます!
では次に、実際に防災食を食べた時の家族の反応や具体的なお話をお伝えします。
実際に防災食を食べてみたリアルな感想
防災イベントに参加し、以前からストックしてあった物を家族で食べたのですが、美味しくない、味付けが濃い、まずくてテンションが下がることがありました。
1回目に食べたのは
①パスタ
②ミートソース
③カレー
④乾パン
⑤イワシ缶(これは子供たちがまったく食べなかった)
⑥缶に入ったチョコのパウンドケーキ
です。
以前、防災用のレトルトご飯を食べたらまずくて、必死に食べたことがあったのでストックしていません。代わりにパスタを食べましたが、そのソースが味付けが濃く、辛くて食べれませんでした。かつ、油がベトベトで食器を洗うために大量の水を使うことになり、災害時には不向きでした。カレーも同様で大人向けの味付けなので子供は食べられませんでした。
乾パンは少し硬かったですが、味はシンプルで子供は好んで食べてくれました。ただ、小さい子供には固い場合があるので、お湯や牛乳に浸すと食べやすかったです。こちらは完食でした。
魚の缶詰は、日常食べたことがなく初めてだったので子供は食べたくないと言いました。
普段だったらそのまま食べるのではなく、衣をつけて揚げたりと、ひと手間かけて美味しく食べられる工夫ができますが、災害時は難しいです。
缶に入ったパウンドケーキは、味がよかったこともあり、甘くて家族に人気でした。こういったお菓子類はお腹を満たすことよりも、ホッとする、和むために気持ちの上で必要な食材だと思いました。また食べたいと子供もリクエストがありました。
その後、改善するためにわたしはこちらのサイトを参考に、以下を揃えました。
『ライフラインが全て止まっても作れる、食べられる防災食:親子で防災 〜五感を研ぎ澄まして命を守る〜』
https://note.com/oyako_kitchen/n/nc29c22842795
あと、前回缶詰やレトルト食品を子供たちは食べなかったので、サイトをみつつ買ってきました。あと、前回は乾パンを食べたので、今回はカロリーメイトにしてみました。
・海苔
・とろろ昆布
・切り干し大根
・マッシュポテト(の代わりに粉末おから)
・粉末スープの素(冷たい牛乳を使うタイプ)
・パン粉
・ライスペーパー
・粉チーズ
・トマトジュース
購入金額は金額は約2,000円ほどでした。
娘のおいしかったものはカロリーメイトとトマトジュースとコーンスープでした。
ライスペーパーも美味しかったようです。
コーンスープの器は再利用できそうですし、トマトジュースのペットボトルもペットボトルシャワーで使えます。
気温が高い季節は残った食品の保存がきかないので(加熱していないと特に)こういった時期は、作りすぎないようにして食品を無駄にしない工夫も考えなくてはと思いました。
そして、火を使わないお菓子作りを作りました。材料はきな粉と粉末おからをお水で溶いて、砂糖で味付けするだけです。以前からきな粉団子と称して時々作っていたので問題なく食べてくれました。
災害時の緊張する中、家族でお菓子を作ると楽しくなるのでおすすめです!
では、最後にまとめてみます!
まとめ
ミニマリストの防災食。日々の回転備蓄をみつけるポイントは3つ!についてのまとめ
- 防災食は回転備蓄に加えて、①ゴミがでないこと②油分が少ない食品を選ぼう!
- ③乾物を多用。防災食と日々のストックを兼ねればミニマムに揃う
- 乾物の選び方は「まごは(わ)やさしい」日々の食事に取り入れつつ、回転備蓄することで防災食をあえて用意する必要がなく、家族も食べなれた味で食べてくれる、乾物は家計にも優しい、買いに行く手間も減る、干すことで栄養価も上がる、ことが期待できます!
なかなか準備できない防災グッズですが、できるところからはじめてみてくださいね。日々、防災を意識して生活すると普段の当たり前のことが、いかにありがたいかがわかります。
もしもの時を想定して、家族で話し合うきっかけになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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