以前もご紹介しましたが、終活お片付けと同様、「エンディングノート」を書くことも、なにかと後回しになりがちで、書こうと思っていても進まないことが多いですね。様々なエンディングノートの書き方があったり、無料でDL(ダウンロード)できるエンディングノートもあります。
まだ自分には必要ないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、人間、いつこの世を去るかわかりませんし、もしものことがあった時に、残された家族がその後の後、後処理に追われたり、事務手続きが大変だったという話はよく聞きます。
中でも金銭管理やPCなどのパスワードなど普段、自分しか知らないことが多いと困ったことになりかねません。ぜひ一度、「エンディングノート」を書くことで、日頃の(パスワードなどの)整理にもなりますし、自分自身の覚書にもなるのでおすすめです!!
わたしは一度、自分なりに書いてみました。その時のことをまとめますので、ぜひ参考にしてください。
今回の記事を読むと、
- 銀行などの金銭管理の整理になる
- もしものことがあった時にとっても安心、
- 身構えて準備しなくても、少しずつ始めればいい
- 「エンディングノート」の書き方がわかる
- 完璧を目指さなくてもいい
と知っていただけます!
もともと、両親と一緒にエンディングノートを書こうと思ったのですが、まず、自分で書いてみてどんな感じかな?というところから始めました。そして書いてみたところ、想像以上に大変だったと気づき、これから書く人のお役に立てればとおもい、ブログにまとめましたのでご紹介させていただきます!
そのため、詳しい書き方よりも、ざっくり初心者さん向けに簡単なことしかご紹介していませんので、ぜひ気軽な気持ちで読んでみてくださいね。
ではさっそくご紹介させていただきます!
何度も書き直せるように、事務的な情報はPCデータで残すのがおすすめ
まず、書き始めて気づいたのはノートといった「紙」に書くことが前提でしたが、エンディングノートとはいえ、パソコンなどのデータで書き始めた方がハードルが下がるということでした。今後も何度も書き直す可能性があるのと、書き間違えがあってもすぐ直せるので安心だからです。
わたしは、紙にペンで書いていましたが(鉛筆だと消えてしまいそうだったので)、例えばネット銀行の口座番号やパスワードなどを書いていた時に文字を書き間違え、消して書いていると汚くなって読みづらくなってしまいました。
しかも、口座情報など番号を写し間違える可能性もあります。そのため、できればパソコンのデータ上でコピぺ(コピー&ペースト)できるものはした方がよいですし、楽です。
こういったことから、何も直接ノートに残さなくても、何度も書き直せるように、PC(データ)の方がいいとわかりました。しかもどんどん情報が増えたりすると同じ1冊のノートでは入れ替えも大変です。データならすぐに修正ができるので楽です。
具体的にはエクセルなどの表にまとめてデータで打ち込み、それを印刷したり家族がわかるところに保管しておけば安心です。(メールで送ることも考えましたが、何かの時に情報が漏れたら怖いので止めました)
紙に書くと、時間も労力もかかるので、ぜひまだエンディングノートを書いたことがない方はまず、データで書くことをおすすめします!
もし、直筆で書きたいメッセージなどがあれば、紙や台紙などを用意してそれとは分けて書き残しておけばいいです。細かな事務手続きの情報と分けて考えましょう!
では次に、書く上でまず、何を考えておく必要があるのでしょうか?
次に「誰」に向けて書くかを、明確にしておく
まず、先ほどお伝えしたように「エンディングノート」を書くにあたって誰に書くか?残すか?を明確にしておく必要があります。銀行などの事務的な内容については箇条書きでひたすら書き込めばいいのですが、それ以外に自分の気持ちにか関わること誰や、最後に誰に後処理を頼むか?を決めておかないと、どうやって書くか悩んでしまうので注意が必要です。
例えば、こんなことが上げられます。
①医療・介護について
②葬儀・お墓について
特に、シングルの方やお子さんのいない方、老後一人暮らしをされている場合など、身寄りがない人だと自分の希望通りにとり行ってもらえるかわかりません。
必ず事前に、最後の後処理を誰に頼むか?をイメージして書き、かつ、その人に生前からそのお願いをしておかなくてはいけませんので、具体的に考えておいても損はありません。最近では最期の看取りを病院や行政でも行ってもらえる場合があるようなので、どのような病院が行っているか?など少し調べておくことも大切です。
自分の最期の時はイメージしにくいですが、「エンディングノート」を書くにあたっては重要なことですので、一度考えてみてださいね。
そして、次に、「エンディングノート」に書いてはいけない?!ことをご紹介しましょう!
残された人に向けてのメッセージは、書き残すのではなく
「今、伝える」
多くの場合、家族やペットなど、大切な存在がいる方がほとんどです。もし、今日が最後の日だったら何をしたいか?誰とすごしたいか?を一度、真剣に思い浮かべてみてください。もし今日が、その人とコミュニケーションが取れる最後の日だったら何をしますか??
わたしはきっといつもと同じように過ごし、子供たちと遊び、ご飯を作って寝る、という日常と変わらないことがしたいです。
なるべく子供たちにも日頃から、「大好きだよ、愛しているよ、ママの宝物だよ。」と話していますが、きっと最期の時も同じように伝えると思います。あとはギュッと抱きしめてあげたいと思いますので、なるべく常日頃からそうするように意識しました。
後は、両親や夫、お世話になっている人に「ありがとう」を伝えたいです。
読者のみなさんはいかがでしょうか??誰に何を伝えたいですか?
もしこういったことが日頃からできていたらとても幸せですね。何か大きなことではなくてもいいので、少しずつ大切な人にむけて「もし今日が最期の日だったら?」という気持ちで接してみてください。
そのため、感謝の気持ちはエンディングノートに残さず、日頃から今、直接伝えることが大切です。伝える方も伝えられた方もぐっと幸福度があがりますよ!
こういった日常のささいなことに気付けるのも「エンディングノート」を書くことによる、よい意識づけになりますので、一度、考えてみてくださいね。
では、最後にまとめてみます!
まとめ
「エンディングノート」の書き方とは?初心者さんへのポイントは3つ
- 何度も書き直せるように、事務的な情報はPCデータで残すのがおすすめ
- 次に「誰」に向けて書くかを、明確にしておく
- 残された人に向けてのメッセージは、書き残すのではなく「今、伝える」
お葬式や戒名、お墓もいらない、お金をかけたくなという人も増えています。今回、親の終活お片付けの流れで、「エンディングノート」を書いてみましたが、色々な発見がありました!
この発見をもとに両親のエンディングノートを書く手伝いができますし、後々両親が亡くなった後で困らないように具体的に準備ができます。
「エンディングノート」を書くことは、生きている間ずっと変化し、時間がかかりそうですが、できる範囲で少しずつ残していけばいいのでやってみてください。
特に、エンディングノートに書くのではなく、日頃から「今日最期の日だったら?」という気持ちで、伝えたいメッセージを直接言うことはいつからでもできます。
これからも、自分のためにも、残される家族のためにも「エンディングノート」を意識して少しずつやっていこうと思いました!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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